一粒に込められた、ひとつひとつの手仕事。
ぶどうが実るまで。
収穫を迎えたぶどうは、ふっくらとした粒が並ぶ美しい房になります。けれど、その姿ができあがるまでには、まだ小さな房の頃から続く、たくさんの時間があります。一粒ずつ、一房ずつ。畑では、日々の細かな手作業が重ねられています。
小さな房から、少しずつ。
5月の山梨では、ジベレリン処理が始まります。種無しぶどうを育てるため、そして粒の成長を促すために、一房ずつ専用の液に浸していく作業です。わずか数秒の工程も、すべて手作業。その後も、収穫までにはさまざまな作業が続きます。

一房の形を整える「摘粒」
「摘粒」は、房の形や粒の並びを整えるために、余分な実を一粒ずつ取り除いていく工程です。こちらの農家では、一房あたり30〜35粒を目安に摘粒を行っています。粒の様子を見ながら、少しずつ形を整えていく。完成したぶどうの裏側には、こうした地道な作業があります。

畑で繰り返される、細かなひと手間。
伸びてきた枝を整え、一本ずつ固定していく「誘引」。房の成長を見ながら行われる摘房。季節が進むにつれて、ぶどう畑の景色も変わっていきます。まだ小さな房だったぶどうが、やがて美しい一房へと育っていく。その時間を支えているのは、日々の細かな手仕事です。
4ヶ月の時間を経て。
畑で過ごす時間を重ね、ぶどうは少しずつ収穫の季節へ向かいます。一粒のぶどうから、一房のぶどうへ。その姿の裏側にある時間にも、ぜひ思いを馳せてみてください。
